雨月伝説

小林幸子( こばやしさちこ ) 雨月伝説歌詞
1.おもいで酒

作詞:高田直和
作曲:梅谷忠洋

無理して飲んじゃ いけないと
肩をやさしく 抱きよせた
あの人 どうしているかしら
噂をきけば あいたくて
おもいで酒に 酔うばかり

ボトルに別れた 日を書いて
そっと涙の 小指かむ
あの人 どうしているかしら
出船の汽笛 ききながら
おもいで酒に 酔うばかり

いつかは忘れる 人なのに
飲めば未練が またつのる
あの人 どうしているかしら
くらしも荒れた このごろは
おもいで酒に 酔うばかり


2.とまり木

作詞:たきのえいじ
作曲:たきのえいじ

そぼふる雨なら 防げるけれど
冷たい心は 隠せない
やせた女の とまり木に
背中をむけた にくい人
すがって行きたい あなたの後を

お酒でごまかす このさみしさを
つまびく夜風が 目にしみる
枯れた女の とまり木を
せめても一度 抱きしめて
ひとりじゃさみしい 眠れない

離れて暮らせば 他人と同じ
しあわせこぼした 身が悲し
よわい女の とまり木を
あなたその手で 包んでよ
他にはなんにも 欲しくない


3.もしかしてPart2(デュエット:美樹克彦)


4.ふたたびの

作詞:来生えつこ
作曲:TAI

ネオンの溶け合う 裏道で
偶然に あなた
三年ぶりだわ あの日から
恨みもしたわ
うろたえた素振りには 昔の名残り
目くばせで読めたのよ あなたの心
ふたたびの 夢はどうかしら
ふたたびの 愛はあるかしら
くみ交わすお酒 少しずつ
想い出 ほぐしてくれそう
照れた瞳 頬の感じ
変わらない あなたがいる
負けそう恋心

少しやせたねと 言うあなた
うなずいた私
ずるいじゃないのと 言う私
うなずくあなた
グラス越し遠い日の ときめき映り
半分は許してる 女の弱さ
ふたたびの 夢はどうかしら
ふたたびの 愛はあるかしら
てのひら重ねた 瞬間に
おさえた想い こみ上げる
涙よりも 笑い顔で
こたえたい 私だけど
負けそう恋心

ふたたびの 夢はどうかしら
ふたたびの 愛はあるかしら
てのひら重ねた 瞬間に
おさえた想い こみ上げる
涙よりも 笑い顔で
こたえたい 私だけど
負けそう恋心


5.愛していたわ


6.冬化粧

作詞:たきのえいじ
作曲:弦哲也

箸の袋に 恋文を
書けば涙の 文字になる
愚かですか 罪ですか
待ってるなんて 馬鹿ですか
重ね着しても 隠せない
やがて心は 冬化粧

うしろ姿の しあわせを
ひとり並べて 飲むお酒
出来るならば 叶うなら
戻して欲しい ふり出しに
乱れた髪も そのままに
酔えば切ない 冬化粧

仕掛け花火の 秋が過ぎ
冬に急かされ 花が散る
凍えそうな この胸を
包んで欲しい その腕で
あなたに私 見えますか
紅も悲しい 冬化粧


7.雪椿

作詞:星野哲郎
作曲:遠藤実

やさしさと かいしょのなさが
裏と表に ついている
そんな男に 惚れたのだから
私がその分 がんばりますと
背(せな)をかがめて 微笑み返す
花は越後の 花は越後の
雪椿

夢にみた 乙女の頃の
玉の輿には 遠いけど
まるで苦労を 楽しむように
寝顔を誰にも 見せないあなた
雪の谷間に 紅さす母の
愛は越後の 愛は越後の
雪椿

つらくても がまんをすれば
きっと来ますよ 春の日が
命なげすて 育ててくれた
あなたの口癖 あなたの涙
子供ごころに 香りを残す
花は越後の 花は越後の
雪椿


8.雨月(つき)伝説


9.夫婦しぐれ

作詞:水木かおる
作曲:四方章人

风邪をひくよと
伞さしかけて
かばう声さえ
あたたかい

夫妇しぐれに もうこの胸が
痛くなるほど 好きなひと
ああ あなた あなた
あなたしかいない

酔ったふりして
负ぶさりながら
広い背中で
泣いた日よ

人の一生 いい日もくると
越えた泪の 水たまり
ああ あなた あなた
あなたしかいない

どこへ行っても
一つの屋根に
住めるしあわせ
あればいい

夫妇しぐれに うなずきあって
肩であまえて ついてゆく
ああ あなた あなた
あなたしかいない


10.幸せ

作詞:中島みゆき
作曲:中島みゆき

夢なら醒める ああいつかは醒める
見なけりゃよかったのにと言われても
それでも夢が 醒めるまでのあいだ
見てたことを幸せと呼びたいわ
あなたの町が 窓の向こうで
星のように遠ざかる電車で思います
幸せになる 道には二つある
一つめは願いごとうまく叶うこと
幸せになる 道には二つある
もう一つは願いなんか捨ててしまうこと
せんないね せんないね
どちらもぜいたくね
せんないね せんないね
これからどうしよう
幸せになりたいね

旅の途中の ああ雪降る駅で
なぜ降りてしまったのかわからない
あなたは来ない 追いかけては来ない
当たり前ねと小さく笑います
急ぎ足では 遠ざかれない
雪の粒より小さな夢をまだ見てるわ
幸せになる 道には二つある
一つめは願いごとうまく叶うこと
幸せになる 道には二つある
もう一つは願いなんか捨ててしまうこと
せんないね せんないね
どちらもぜいたくね
せんないね せんないね
これからどうしよう
幸せになりたいね

幸せになる 道には二つある
一つめは願いごとうまく叶うこと
幸せになる 道には二つある
もう一つは願いなんか捨ててしまうこと
せんないね せんないね
せんないね せんないね
幸せになりたいね


11.心のままに


12.脇役


13.母ひとり

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

苦労した 母の手のひら
我が子らの 為だけに生きて
倖せと聞けば 倖せだよと
小さく うなずく 微笑(ほほえみ)
いつまでも いつまでも 母ひとり
いつまでも いつまでも 母ひとり

髪を梳(す)く 指の細さよ
愛おしく こみあげる涙
長生きをしてね 杖をついても
想い出 訪ねて 歩こう
いつまでも いつまでも 母ひとり
いつまでも いつまでも 母ひとり

アルバムの 若き写真を
自慢する あどけない姿
人生はいいよ 楽しかったと
遠くを見つめる 横顔
いつまでも いつまでも 母ひとり
いつまでも いつまでも 母ひとり

いつまでも いつまでも 母ひとり
いつまでも いつまでも 母ひとり


14.福寿草

作詞:星野哲郎
作曲:遠藤実

やさしさに 負けてはだめよ
花のある 男でなけりゃ
ゆるしませんよと 叱ってみても
ごめんなさいと 肩ふるわせる
娘の恋に 泣き負けて
淋しくうなづく その母の
心の色は 心の色は福寿草

おまえより 遠くが見える
母の目を 信じなさいと
さとしてみても いまさら遅い
死んでもいいと 唇むすぶ
娘の愛に ほだされて
ほろりとこぼれる その母の
涙の色は 涙の色は福寿草

辛らければ 戻っておいで
がまんなど しなくていいと
見送る母に 手を振りながら
ごめんなさいと 瞼をぬらす
娘の頬に 若き日の
自分をみつける その母の
吐息の色は 吐息の色は福寿草


15.時代屋の女房


16.雨の屋台酒

作詞:吉岡治
作曲:弦哲也

知らぬ同士が 肩よせて
心の木枯らし 聴いている
酔っていますよ 酔っていますよ
あ〜あんた
吐息まじりの ぐい飲みで
手酌がせつない 雨の駅裏 屋台酒

浮気虫なら 飛んでゆけ
迷子になっても 知らないぞ
口とうらはら 口とうらはら
あ〜あんた
惚れてつくした 人だもの
あんたに逢いたい 雨の駅裏 屋台酒

待てば日和(ひより)も くるという
おでんに人情も しみている
泣いちゃいないわ 泣いちゃいないわ
あ〜あんた
少しからしが きいただけ
灯りが濡れてる 雨の駅裏 屋台酒


17.矢車日記

作詞:小谷夏
作曲:中村泰士

うしろ姿の女の背中に 細い径がある
径をたどれば女の胸には 涙の谷がある
忘れてくれなんて 言うから忘れない
矢車の矢車の 花を一輪
もういち度夢ひとつ 咲かせてみたい

恋をなくした女の頬には 白い河がある
河をくでれば女の瞳に 涙の海がある
愛しすぎたことに どんな罪があるの
矢車の矢車の 花は乱れて
実らない恋ひとつ しおれて消えた

思い出さがす女の心に 暗い坂がある
坂をのぼれば女の棲む町 涙の町がある
あなたが帰るまで 心に灯をともし
矢車の矢車の 花を一輪
あきらめたこの胸に 飾って待つわ


18.雪・月・花


19.恋蛍


20.越後情話

作詞:荒木とよひさ
作曲:弦哲也

数え七歳(ななつ)で 唄って泣いた
親にはぐれた 角兵獅子
酔えば泪の 泪の酒か
旅の夜風に 汽車の音が
越後 筒石 親不知

女ひとりの 浮草ぐらし
夢は都の 花舞台
恋も知らずの 知らずの千鳥
白い化粧の 悲しさよ
越後 深雪 柏崎

桴(ばち)を右手に 太棹(ふとざお)抱けば
芸が助ける 身の辛さ
春はいつ来る いつ来る春は
木綿絣に 雪が舞う
越後 荒海 佐渡ヶ島


21.もしかして

作詞:美樹克彦
作曲:美樹克彦

もしかして…もしかして
笑わないで くれるなら
この気持ち 打ち明ける
お酒の力を かりてでも
もしかして…もしかして
貴方に ふられた時は
お酒の席の ことだから
笑ってごまかせるわ 私
ねえ貴方 これから何処へ行くの
別にひきとめは しないけど
よろしかったら 朝までずっと
私を そばに置いてね
今夜だけ ねえ 今夜だけ
私のわがままを 聞いて

なにげなく…なにげなく
時計を見る 横顔も
煙草をふかす 仕草にも
感じてしまうの 変かしら
こんなにも…こんなにも
お酒が おいしい理由(わけ)は
私が選んだ ネクタイを
結んできてくれたからなの
ねえ貴方 占いは信じる人
私 占ってもらったの
つくす女と 強い男で
幸福(しあわせ) つかめるそうよ
今夜こそ ねえ 今夜こそ
私のわがままを 聞いて

ねえ貴方 噂を気にしているのね
なんでもなかった あの人とは
死ぬほど好きに なった女の
言葉を 信じてほしいわ
今夜こそ ねえ 今夜こそ
私のわがままを 聞いて


22.東京ブギウギ


23.大阪ブギウギ


24.やんちゃ酒


25.イチマディン~永遠に…

作詞:小林幸子
作曲:小林幸子

遙か続いている 地平線の果てに
いつか見た天使の ゆりかごを探しに
月の光よ 照らしておくれ
悲しみの無い 夢の国まで
人は愛を信じ 故郷(ふるさと)を離れて
人は夢を無くし 故郷に帰る

ワァ ニン クァー
ワァ ニン クァー
ワァ ニン クァイ
ムデゥ ティ クゥ ワー

ワァ ニン クァー
ワァ ニン クァー
ワァ ニン クァイ
ムデゥ ティ クゥ ワー

君は自由という 羽をつけはばたき
思い出の宝石 ひとつずつ捨ててく
時の運命(さだめ)に 虹は消えても
まぶた閉じれば 泡沫(うたかた)の夢
人は愛を信じ 母の胸を離れ
人は夢を無くし 母の胸に帰る

アンマー ティ
アンマー ティ
アンマー ティクワ
ムデゥ ティ クゥ ワー

アンマー ティ
アンマー ティ
アンマー ティクワ
ムデゥ ティ クゥ ワー

ワァ ニン クァー
ワァ ニン クァー
ワァ ニン クァイ
ムデゥ ティ クゥ ワー

ワァ ニン クァー
ワァ ニン クァー
ワァ ニン クァイ
ムデゥ ティ クゥ ワー


26.別離